ご清聴、じゃなくてご愛読、まことにありがとうございました。

弊サイト屈指の「いらん」連作、ようやく完結です。

もう書きませんから 安心してください。



思えばここ半年、いろんな人に心配されました。

涙目で「不倫なんかやめて!」と言われたのも、今思えばいい思い出です。

つうか、してないし。

「フィクションだとわかってても、なんだかほんとに大丈夫なんですか?」というご忠告も、今思えば愛のメモリーです。

だから、フィクションですから。

「意外ですよ・・・ふだんはあんな会話してるんですねえ」というため息も、今思えばドキドキ☆カンバセイション(意味不明)です。

だから、してないし。



心優しくダマされてくださった皆さま、「のろけやがって!」と罵ってくださったそこのあなた、本当にありがとうございました。



こんなアホテクストにも一応テーマがありまして、

ええとそれ言うとモノをがんがん投げつけられそうなんで鎧を着ますが、よいしょ、さあなんでも投げてくれ、

「虚構と現実の接近と乖離」

です。



書くに当たっては自分の中の「しばり」がありまして、

1・実際に行った場所のことは書かない(想像力オンリーで)

2・実際に話したことの内容は書かない(虚構ですから)

だからまじでフィクション。

ひとつふたつ、いや
十四個くらいか、ネタまんま使わせてもらいましたけど、

それは「例外」ってことでひとつよろしくお願いいたします。



第一話の「漫才未満」は、ある日いきなり
丸ごと完成のかたちで脳内に降りてまいりました。

わたしの場合、そういう書き物はけっこうヘンなチカラを持ちます。

書いたものが一人歩きしてどこかで現実を変えたり、書いてるそばから現実の物事とシンクロしたりするんですね。

歴史みれば、タイタニック号の沈没を予見したような小説を「先に」発表しちゃった作家さんがいたりするので、

やはり無意識からダウンロードされるイメージはどこかで現実の底力とリンクしてたりするのでしょう。

こんな
ヘボ素人物書きでもそう。

トビオやリトバの時も、とめさんやひらがなざむらいの時も、シンクロニシティばりばりでしたし。

(ご一緒に体験された方々は納得してくださいますかしら)



これって、一種の魔術です。

魔術師のアレイスター・クロウリーさんなんかは、ご自身の小説で
意図的にそれをやっていらっしゃったというウワサです。

そしたらタロット占い師のはしくれであるわたしの、ヘボ文でもある程度それができるかもしれない。

そういう思惑がどこかになかったとは言い切れないという噂であるがその件に関してはやぶさかでなく(はっきりしろ)。

白状しましょう。

はい、やってみましたー。

二作目あたりから意識的に意識化しないようにして(ナニ)、無意識の逆構築をおこなっていったわけですね。

マヌケな漫才もどきがじつは魔術の実験とは。

オラ、びっくりしたゾ! (無邪気に言ってもダメ)



「掛け合い」は原初的には
輪唱呪文です。

呪術かよ。おっそろしいなあ。しかし呪術には「他者」の関与が要る、という絶対前提がありまして・・・。

そんなわけで、

知らないあいだに
「依童」として、この魔術実験の相方にすえられていた関西のキタ君、

どうもありがとー!

(「ええー!聞いてないですよー!」と関西方面から幻聴が)



さてバラシの時間です。

誤解をぶっ潰すためにちゃんと書いておきますね、キタ君は

・独身 ・まともな人 ・キャバクラも、たぶん行かない

です。そもそも大阪人じゃないし、ヒガシさん如きに振り回されるほど弱いパーソナリティーの持ち主じゃありませんよ。

親切なのでわたしに六回も同行を強要されましたが、笑ってつきあってくれる度量の大きいひとです(心で怒ってるにしても、だ)。

つけ加えて言えば天才画家で
色男だよ。要チェキ!(なにを)

いやほんま、キタ君いなければこのアホテクストも書けませんでしたし、魔術(なのか)も完成しませんでしたとも。

すごいひとだよ、自覚はないのかい?



ここからマニアックな話になりますので、正気を保ちたい人は読まずに帰るか、お寿司でもつまみながら聞き流してください。

なんで
全6回なのか、うちのタロット講座の卒業生だったらわかるなー、ここテストに出すぞー、先生ほんきだぞー。

なんで
3回+3回で場面がチェンジしたのか、説明できるなー?

そして
5回目でトライアンギュレーションした理由も、図形引いて答えられるなー?

なんだかね、数字的な意味合いががっちりあるんです。魔術やら呪術やらするときは。

3回目で「折り返し」にならないと、だめだった。


そこに賭けてしつこく書いてたんですね。

どうでしたでしょうか。

きました。

きっちり現実が動きました。

オラびっくりだゾ!(やめい)



3回目を書き終えた時点で、とつぜん大阪のかたからオファーがあり、

「こっちに来て仕事をしませんか?」

言われた時には、頭のてっぺんから虹が出ましたとも。

シンクロニシティ、来たぜ!!

オファーくれた方はもちろん、こんなサイトの存在すら知りません。

でもその話のったら、おそらくまた続きが書ける。3回+3回の前提も、実現できる。

それが続いたら、設定した魔術が完成できる。

なにやってんだ、言われそうですが、もう盛り上がりましたとも。



そんなわけで大阪に行き、もはや「隔月で来てください」という話になり、

おかげさまで現在、どうにか大阪での仕事が軌道に乗りました。

正直、これなかったら今秋の時点で収入に困って道を踏み誤っていたかもしれません。

ビバ・シンクロニシティ。



そんなわけで、幕をざざざざー、と閉める所存でありますが、

ここまで読んでくださった皆さまはシリーズをぜんぶ読んでくださっちゃった偉い方、という前提で、

魔術は「視るもの」なくしては完成しません。

「うわあ」とか言いつつ、お付き合いくださった皆さま、

わたしのspell(文字=魔術)をお見逃し&バックアップくださいまして、

まことにありがとうございました。

なんとか
食っていけるようになった(目的はそんなレベルー!?)座長からとにかく御礼申し上げます。

ありがとうございましたー! 全天を仰ぎ見るような気持ちで、深く。

                            2005.11.7. 三上零


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