遊びにいった日と、その後。


あああああかん。字が書けない。

メール鑑定の結果をつづろうとしていたのだが、なぜだか普通に文章が出てこずおもしろセンテンスになってしまう。
こんな感じだ。
「鑑定所pご依頼をありがとうございまいs。奇妙な念r個が出てくる、印象具かいい夢wなのですね。知り合いなお方が気gくぁをwするなフォ、よく穴井暗示時になって師まっや加茂市rテイ前sん・」
ひどいものだ。あきれて何度も書き直すのだが、誤変換は直っても、どうにも奇怪な言い回しになってしまう。
だめだだめだぁ、仕事にならねぇぇ、と放り出してこっちを、愚者なコラムを書き出したのだが、ふ、普通に書けているな、毎度そういうレベルの文章だったということか。
うーん、いやはや申し訳ありません。

仕事にならないのはおそらく前日の遊蕩のツケであろう。

試験も終わったし久々に仲間、て言うかすでにほぼ身内だけど、が集まるし、わーい、っつって仕事を夕方までに切り上げて、七時半からどんちゃん騒ぎ。
だいたいこの仲間どもというのが、店があればそこが閉店するまで、酒があればなくなるまで、フルパワーで飲み倒す困った子どもたちなのだ。
子ども、って、子どもがお酒飲んじゃいけませんね、でもそう言いたくなる。
見た目も精神年齢も実年齢から軽く10引いたぐらいで丁度いい、そういう子の群れなのでほんとうに飲み会は大バカだ。
昨日なんか、皆でめっさ真剣に「カタヌキ」をやっていた。
小さな小麦粉ベースの板に描かれた図形を、針の先でくりぬく駄菓子屋テキ屋の定番アイテムだ。

遊牧民料理のお店、六人がけのテーブル席で、一心不乱にカタヌキしてヨロコんでいる連中をわたしはお手洗いの帰りに客観的に眺めつつ、なにかに似ているな、と思った。
陽気で幼稚な邪気ない男子女子がエヘエヘと笑いながら飲み食いしつつカタヌキ。

ああ、「班」だ。これは。
小学校の給食の時間に、班つくってお昼食べてる様子とそっくりだ。
トゥーマッチチャイルディッシュ。むべなるかな。

お店の人に哀れまれたらしく、恵んでいただいたおつまみをニヤニヤかじって日付け変わるまで遊んで出てきて駅行ったらもう電車がなかった。
あ゛ー。
口あけて電光表示見るわたしたち。
(一番あたまの良い一名は、ぬかりなく先に帰っていた)
やむなく、五人でぎゅうぎゅうにタクシーに・・・って、今考えたらちょっとあり得ないな、酔ってたからアリだと思って乗ったけど、オトナなんだから二台とかに分けてゆったり乗ろうよ、自分。気づこうよ。最年長者。
で、迷惑にも新婚夫婦の家にどしどし押しかけてまた呑むし。
順繰りにつぶれ行くメンバーを笑って眺めてまだビールとか呑みながらニヤニヤしていたわたしは、夜明けとともに始発とともに帰途に着いた。世間がまぶしゅうございました。

この期に及んで、帰りがけに小瓶のワインとビールのロング缶を購入してるあたり、そろそろ真剣に飲酒問題に取り組むために互助団体に相談に行くべきなのかもしれない。
で、それもきっちり飲んで寝ました。いずれバチがあたりそうな馬鹿行動。生きて目が覚めてほんとうによかった。

わりと平常どおりに起きてふつうに仕事してるんですが、頭の後ろとか首筋あたりがちょっと思い。もしかして、これがうわさの二日酔いってやつか。
ほかに支障はないなー、やあ丈夫だわたし。とか思っていい気になってたんですが、鑑定結果を文章化するにあたって能力低下が判明。
呑みすぎは、いけないね。
こんなこと続けていたら脳がさくさく萎縮してしまう。
つぎに激しい呑みになりそうな時には、おでこに「節制」のカードでも貼りつけて出かけようかと思っております。



通信制大学の試験なので


早起きして、ふだん乗らないようなラッシュの電車に乗って出かけまして、睡眠不足でちょいとふらふらしながら一科目を終了、
もう一科目のテストまで2時間ほど時間があるので、どこかでお昼でも食べてこようと町をうろついておりまして。
学生街の昼食パワーのすさまじさに目をまんまるにしたまま勢いでどんぶり飯を食べ、満腹でとろとろ眠くなりつつ閑静な住宅街をまたてくてく歩きまして。
よく晴れた平日の、午前十一時あたりというのは、そういえば子どもの頃からものすごく好きだったなあ、と思い出した。
本当にしんとしていて、光だけは真上から潤沢に降っていて、独特の気持ちになる。
子どもの頃、そんな時間に住宅街をてくてく歩くというのは、イコール病気で学校を休んでいる日、であった。
ごく近所のかかりつけの小児科に、微熱でぼーっとしながらひとりで歩いていくのだ。
動けないほどたいした病気ではないし、なにより学校が休めてうれしい。非日常だ。
いつもいつも(と言うぐらい、しょっちゅう具合悪くするひよわい子だったのだ。成人してから自分で検査に行って、重度の気管支喘息とアトピー性皮膚炎、アレルギー値が8000というとんでもない体質であることが判明した。びっくりした)晴れた平日の十一時に町を歩くたび、「特別な気持ちになるなあ」と思ってしみじみしていた。
その気分をリアルに思い出したのだ。
無人みたいに見える白っぽい住宅街を抜けて、誰もいない大学の庭(寒いから)のベンチに腰掛けて(寒くても)、じっくりその「気分」について検討してみた。
背中がぞくぞくっとして、胸からあついものが込み上げてきて、自然に涙が出てくるような、そういう気持ちだ。
ものすごく懐かしいどこかに還っていきたい気持ち。
どこか、って。それはどこだ、と考えてみた。

・かつて居たところ
・すごく遠いところ
・誰もいないところ
・この世にないところ

という結論が出てきたが、
話を総合するとそれは「無」とか「死」というものではないかと思えてきて、うひゃあと思って考えるのをやめた。次の科目の試験勉強に集中した。おしまい。わわわ。

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